科目 |
試験時間 |
配点 |
国語 |
60分 |
60点 |
算数 |
60分 |
60点 |
理科 |
50分 |
40点 |
社会 |
50分 |
40点 |
物語文の出典は堀江敏幸『トンネルのおじさん』。長文が出題される麻布ですが、8000字近い文章量は受験生にとって重たく感じたことでしょう。心情変化とそのきっかけ、そして登場人物の言動をしっかりとらえ、巨視的に文章を一読できる力が求められます。選択肢は4問で(今年度は5択から4択に)、それ以外は全て記述問題です。昨年、麻布の国語科教諭の方に入試問題について伺う機会がありましたが、「設問をすべてこなせば、文章全体で作者が言わんとしていることが理解できるようにしている」とおっしゃっていた通りの設問構成です。麻布を志望する受験生は、文章を時間軸に沿って整理する練習を積むこと、そして、心情に関する様々なパターンの問題演習をこなすことが重要です。【矢野】
大問数は6題、小問数は16問で昨年より小問数が増加しました。極端に難しい問題は少なく、適度に差がついたものと思われます。前の設問を利用して次の設問を解く、麻布伝統の「誘導」形式も健在です。大問1は立方体から直方体をくりぬいたときの体積の問題。大問2は等差数列の問題。大問3は通過算。大問4は6つのマスに数字を入れる場合の数。大問5は数の性質と約束記号。大問6は六角形の面積比の問題でした。目新しい問題は少ないものの、やはり麻布らしい問題は数多く見られます。記述の訓練もさることながら、誘導にのるスタイルの問題に数多く触れていくことが、麻布合格への突破口でしょう。【木下】
大問4題で小問数35問と例年並みのボリュームに戻りました(昨年度は大問4題で小問46問)。大問1はカッコウの托卵についての説明文を読み、考察する問題です。大問2は濃縮還元ジュースを題材にした問題で、江戸時代の蒸留装置「らんびき」の使用法も問われました。大問3はさまざまな形の物体のつり合いを考える問題です。大問4は東日本大震災を背景とした地震災害がテーマになっています。大問2と大問4では放射性物質の基準濃度や半減期を計算する問題も見られました。麻布の理科は、一筋縄ではいかない問題が多いことで知られています。しかし、理科が好きな受験生にとっては興味深い内容です。日ごろから科学的事象に目を向け、その原理や問題点を納得いくまで考え抜く習慣をつけてましょう。【佐藤】
あるテーマに基いた長いリード文と、関連する大問が1題・小問が10問前後という構成に変化はありません。例年より平易な問題が多い印象です。また、昨年出題されなかった100字超の論述が復活し、本年は160~200字で、「貧富の差と人権の不平等」に関するものでした。本年の出題テーマは「金(かね)」です。リード文中にヒントが多く、文章を丁寧に読みこむことで解決できる問題も数問ありました。いわゆる思考力重視型の問題が並びますが、一つひとつの知識の積み重ねが何より大切です。ただし、正解に辿り着くためには、他校入試に比べて突出した読解力・文章構成力が求められます。時間的な制約はあるでしょうが、興味関心の触手を多方面に伸ばしてください。【及川】














